2011年06月26日

Motorola XOOM HD Speaker dockの分解調査

XOOMとスピーカーHDドックを組み合わせて使っているが、いくつか思うところがあった。

  • ドックにUSB端子がない、ドックから降ろさないと開発モードもUSBストレージも使えない
  • 手持ちのオーディオアンプに音声を流し込みたい。できればデジタルで
XOOMの分解記事は数多くあれど、周辺機器の分解レポートは全く見当たらないので、 ちょっとドックを分解してみた。

注意:周辺機器の分解は非常に危険な行為です。 周辺機器が2度と使えなくなるばかりか、XOOM本体を破損する可能性もあります。 さらに悪い場合には発熱・発火により、財産・身体に被害を及ぼす可能性があります。 予め危険性を認識した上で作業を行ってください。

■ターゲット
これがXOOMスピーカードック。Amazon.comで入手。今ではAUショップでも買える。

speakerdock.jpg

■工具
ヘクスローブドライバまたはヘクスローブレンチ:
ネジ穴が六芒星になっているネジを締めるための工具。筐体をあけるために必要。 今回は六芒星の対角が2.7mmのものが必要。T10規格というらしい。 ヘクスローブレンチを西川電子部品で購入。 ANEXNo.630 T-10。

六角ドライバまたは六角レンチ:
ネジ穴が六角形になっているネジを締めるための工具。基板を取り外すために必要。 六角レンチセットから1.27mmのものを使用。

■手順

底面には防振ラバーが貼られている。安定感はgood。

speakerdock_bottom.JPG

防振ラバーの下には、筐体を止めるネジが隠れている。全部で9箇所ある。 ネジはヘクスローブのT10タイプ。全てヘクスローブレンチを使って緩める。

speakerdock_screw.jpg

金網っぽい部分を引っ張ると2つに分かれる。 HDMI端子は、太いケーブルでバイパスされている。 プリント基板周りには電源コネクタ、充電端子に伸びるケーブル、スピーカーに向かっていると思しきコード、 USBコネクタへ繋がっているケーブルが見える。 オーディオ信号はHDMIコネクタではなく、USBコネクタから取っているようす。 基板を取り外してみたところ、片面実装であった。スッキリしているが、実に多くの要素が詰め込まれている。

speakerdock_inside2.JPG

オーディオ部分はTIのD級パワーアンプ。TPA3113D2。 (解説記事

さて、問題はXOOMからパワーアンプにいたるパスがどうなっているかということである。 ここで2通りの実装が考えられる。

  • USBオーディオクラスのチップが貼り付けてある。
  • USBのコネクタにオーディオのライン出力を同居させている。
後者の実装は、いくつかの海外製スマートフォン、たとえばHT-03Aなどで使われている。 海外の掲示板で同じようなことを言っている人を発見した。 (androlib: Some general insight into the HD Dock and potential reason why no USB on docks

パワーアンプから丹念に配線を追って行くと、怪しい10ピンのICに突き当たる。

audiopath.jpg

このチップは、microUSBのデータ端子とパワーアンプの入力フィルタに繋がっている。 しかし、刻印の文字数が少なすぎて、まったく型番を調べることができなかった。 「0STI」「JER」と書いてあるように見えるが、アルファベットの判別自体が難しい。 役割は

  • USBオーディオクラスのチップ(ピンが少なすぎ、近くにクリスタルがない)
  • プリアンプ(オーディオ信号を無理やり流し込んでも音が鳴らなかった)
  • アイソレータ
のいずれかだろうが、良く分からない。オシロがあれば簡単に分かるのだが…。知人に借りる相談をしようかな。

一応、分かる配線をメモしておくと

1接続先不明
2パワーアンプLch
3USBコネクタGND端子
4パワーアンプRch
5電源GND
6USBコネクタD-端子
7470オームを通して9番ピン
8電源5V
9470オームを通して7番ピン
10USBコネクタD+端子
気持ち悪いことに、3番ピンと5番ピンは繋がっていない様子。

良く分からないまま、とりあえず閉腹。ちゃんと動作することを確認。

posted by yuji_at_radiance at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ハードウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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